2011年6月19日日曜日

NISSAN FAIRLADY 370Z No.1 人力

前回、製作を宣言しましたZ34こと370Z、タミヤキットの製作開始です。


21世紀のタミヤキットを作るのは、R-35 GT-Rに続き2度目であります。
まずは仮組してみましたが、やはりタミヤ。シンプルなパーツ構成ながら実にシャープな造形となっており、誰でもカッコイイ370Zが作れそうな好キットです。


ただ、こうしてS30のキットと並べてみると、370Zが妙に無機質な感じがします。
これはキットが、というより、実車のエクステリアデザインそのものに対して抱く感覚だと思います。
S30の時代ではあり得ない(作り得ない)曲面の間を割って入るような鋭角なラインや造形がそう感じさせるのでしょうかね。

さてこのキット、前後のクリアパーツのフィットがガンプラ並みにパチピタ、との評判を方々で聞いておりますので、自分もこの時点でしっかり確認しておきます。

外側からはめ込むのですが、確かにパチピタだわ・・・正にスナップキット。
これは塗装後に同じ様にはめ込んだら間違い無くクリア層ごと塗膜にクラックが入りますね。
クリアランスを上手く取らないと、ラスト2周で自爆リタイアなんっつー事になってしまいます、よーく気をつけないと・・・・

キットはボディとフロントフェンダー、サイドシルが別パーツとなっていますが、仮組の際にしっかりと取り付け位置を決めておいて、そのまま接着固定します。
接着材をしっかり乾燥させた後は、各モールドをを0.2mmタガネで深く深くスジ彫りし直し。
それ以外では、Aピラー根元の妙に不自然なモールドを埋めて彫り直し。

パーティングラインを目立たない様に上手に誤魔化しているキットですが、リアハッチのエンドに流れるラインは実車には無いようなので、800番ペーパーで消しておきます。
ボディ表面全体を800番ペーパーで軽く荒らした後、一次の捨てサフ吹き。
サフが乾燥後に全体をペーパーでサンディングする予定。



さて、今日は父の日だという事で、次男坊よりプレゼント。
うーむ、370Zを製作中と判って、それを描いたか。
我が息子ながらなかなか天晴れである。
しかもこちらの370Zは無機質感を全く感じない。
まあ、そういう事なんだな、っつー事で、また次回。

2011年6月7日火曜日

NISSAN FAIRLADY 240ZG No.1 TS-11 マルーン

え〜、不義理を重ねてばかりで申し訳ありません。
静岡ホビーショー後もお世話になった方々へのご挨拶はしないは、
また、肝心の自ブログにおいてはコメントを頂いたにも関らず、返信も無く長期放置の状態だわ、とまあ実にダメダメちゃんでありました。

という事で、そんな己自身に対して海よりも深く反省して、それを行動で示すべく・・・・・

ハセガワの240ZGの製作を始めましたので、改めて報告するであります。

ブログもそうですが、模型製作も手が遅いこの頃。
あまりパワーを掛けずにサクサク進められる様に、シンプルな内容のキットをバッチリ素組みで行きたいと思います。

まずはGノーズパーツはインストを無視してボディに先に接着してしまいます。
その後、スジを深く彫り直し、全体をサンディング、合わせてパーティングラインも消してしまい、捨てサフ一発。
乾燥後に600番ペーパで捨てサフを落してヒケの確認と修正。

そうそう、前ウインドウサッシはゴムモールの上に被さるようにメッキモールが在るのですが、キットにはそれが再現されていませんので、0.15mm厚のプラ材を使って再現します。
って、この時点で既に素組みじゃないじゃないかw

リアウインドウにおいては、そのままボディにはめると隙間が生じてしまいますので、

その隙間埋めも兼ねてゴムモールを再現。
メッキモールはクリアパーツ側に在るモールドを塗り分けて表す予定。

そして再度サフ。
様子見でガイヤの缶グレーサフを吹き、乾燥後に1200番ペーパで全体を均しかつ、ヒケの再確認。
問題無ければ、その上からガイアの瓶グレーサフをじゃぶ気味に吹き重ねます。

さて、ボディ塗装の前に内装もちゃちゃーと進めておきましょう。
ステアリングはキットのスポーク部を実車通りにピンバイスで穴を開け、0.3mmのタガネをノミ代わりにして開口。

シートにはエア抜き穴をキッチン用アルミテープをポンチで打ち抜き貼付け。

リアハッチ側のフロアにはフェルトを貼付け。
フロアの表現でフェルトを使うのは初めてだが、ウインドウパーツ越しにはどう見えるかしらん?

その他、もろもろパーツを塗装して組立て、後方からの眺め。
基本黒一色だから楽だこと。
インパネのシルバー部はエナメルの筆塗り。

全面上方からの眺め。
シートはセミグロスで塗装後にエナメルのジャーマングレーでウォッシングしてみました。
適度なビニールの痛み加減が出せたかなあ、と。
劣化具合が周りと合っていないけど(笑

さて、続きはボディ塗装。

240ZGのボディカラーといえば、やはりレーシングマルーン。
そしてそれは実車を見た事が無い(そもそも自分の故郷じゃ走っていない)自分にとっては、タミヤの憧れの1/12のキットがそれであり、箱絵のレーシングマルーンこそ、240ZGそのものであります。

ですので、塗料は当然タミヤの缶スプレーを使用。

一晩ガス抜きした後、エアブラシで吹き付け。
ちょっと濃いかなあ、とも思いますが、概ね綺麗に塗れたかなと。
改めてマルーンカラーのボディを眺めて、一人悦に入ります。
やっぱZはこの色だね。
そういや、Z33やZ34ではマルーンカラーが復活したそうな。
特にZ34では現在販売中車種のカタログカラーとなっているそうで。
デザイン面でもS30のモチーフを一層強めたZ34を、マルーン系カラーで作り並べるのもいいでしょうね。それも模型ならではの気楽な楽しみ。


なので、早速買ってきた。

そして仮組も開始。
こうして並べるとZ34のマッチョさが際立ちますねえ。
S30が随分と貧弱に見える。
こりゃ、ブルワーカーに登場願うか?(すまん、古くて)




という訳で、S30とZ34のツインマルーン製作記、スタートであります。