レジンキャストというのはお湯につけるとふにゃふにゃになるそうですが、通常はカチカチに固い材質です。
磨ぎ出し工程も終わり、ボディの塗分けを行っていた週末の晩。
一旦作業台から場所を移そうと、台座ごとボディを運んでいた際、腕が壁にぶつかってそのショックで台座からボディが滑り落ち、「カコン!」という乾いた音と共に椅子の手すりを直撃して、そのまま床下に落下
が
ぎ
ぐ
げ
ご
ドカ山師匠の天の声もあり、カブリオレにでもしてやろうか、とも思いましたが、それをするにも折れた各ピラーの根元の処理で周辺の塗膜を剥がさざるを得なく、しかもボディカラーがタッチアップの困難なメタリックである事から、綺麗に作るには一旦塗膜全部落して下地から仕上げなくてはならないだろう、という所まで考えて、「まてよ、そこまでするんだったら、ぶっ壊れたルーフを再接着して作り直してみればイイんじゃないだろうか?」と頭の中を整理するまで約15Hr。
取り敢えずはお風呂。
以前、ヒロシさんが紹介されていたジプロックにシンナーを浸してシェイクする方法を実践。
シンナー洩れが心配だったので、ジプロックは2重にしています。
サフ層まで溶かした後、スジ彫り等の入り組んだ所のカスはシンナーを浸した平筆でほじくり出しました。
分離してしまったルーフとピラーをエポキシで接着。
ぱっと見綺麗に繋がりました。
ただ、問題は強度ですねえ。
磨ぎ出しの力加減に耐えられるような強度を持たせなくてはなりません。
対策としてこれが良いのかどうか判りませんが、各ピラーの裏を彫り込んでそこに真鍮線を埋め込み、それ毎被せるようにエポキシを盛りました。
これでどうかなあ。
取り敢えずエポキシが完全硬化するまで放置して、その後はつなぎ目消しの処理を行います。
くそー、予定ではこの土日で完成報告のはずだったのだが、この分だと2月上旬にズレ込みそうでヤンス。
んでは。
2010年1月24日日曜日
2010年1月17日日曜日
Peugeot 504 Coupe No.2 インテリアまで
やはりフランス車のエスプリというのは単に人や物を場所から場所へ運ぶだけではなく、「食」の場を提供させる所にある訳でして・・・・
流石ぷじょー!(爆
(この写真を持って来たここのサイト、Twitterで教えてもらいましたが、模型作りの資料としても最高です。車好きは是非どうぞ)
さて、504クーペはキット付属の前後エンブレムデカールが貼付けてみると透け透けで何があるんだか判らないので、前回の604同様に自作。
例によって目立ち過ぎのワザとらしい表現ですが、これ位に「ここにエンブレムが在る!」と主張する方がサイズからも模型的見栄えとして丁度良きかな、っと思っておりまする。
ちなみに両サイドのピニンのエンブレムデカールについては、前後エンブレムとは異なりボディカラーに隠れる事なくそのままでも十分見栄えするので、キット付属のものを使いました。
デカールを貼った後はクリアを吹いて、乾燥後に一旦中磨ぎ、そしてオーバーコートクリアまで済ませておきます。
乾燥待ちの間、内装や外装小物の製作を。
前後バンパー、ダボが用意されていますが、そのまま組付けるとだと水平がキッチリ出ないので、切り離して代わりに真鍮線を丁度良い角度になるよう差込んで調整。
こんなもんすかねえ。
ハンドルはキットの3本スポークをネットで見つけた当時の実車のカタログ写真に倣って2本に修正。
↓
ただ切り離しただけっす。
で、内装部品、色々カラー塗ったくって、インパネにデカール貼って組立て。
当時平行的にボディも磨ぎ出しまで完了。
この後の外装、前後グリル辺りの組立と塗分けがチョット厄介かもしれません。
ボディカラーが生きるよう、何とか綺麗に仕上げたいなあ。
では。
流石ぷじょー!(爆
(この写真を持って来たここのサイト、Twitterで教えてもらいましたが、模型作りの資料としても最高です。車好きは是非どうぞ)
さて、504クーペはキット付属の前後エンブレムデカールが貼付けてみると透け透けで何があるんだか判らないので、前回の604同様に自作。
例によって目立ち過ぎのワザとらしい表現ですが、これ位に「ここにエンブレムが在る!」と主張する方がサイズからも模型的見栄えとして丁度良きかな、っと思っておりまする。
ちなみに両サイドのピニンのエンブレムデカールについては、前後エンブレムとは異なりボディカラーに隠れる事なくそのままでも十分見栄えするので、キット付属のものを使いました。
デカールを貼った後はクリアを吹いて、乾燥後に一旦中磨ぎ、そしてオーバーコートクリアまで済ませておきます。
乾燥待ちの間、内装や外装小物の製作を。
前後バンパー、ダボが用意されていますが、そのまま組付けるとだと水平がキッチリ出ないので、切り離して代わりに真鍮線を丁度良い角度になるよう差込んで調整。
こんなもんすかねえ。
ハンドルはキットの3本スポークをネットで見つけた当時の実車のカタログ写真に倣って2本に修正。
↓
ただ切り離しただけっす。
で、内装部品、色々カラー塗ったくって、インパネにデカール貼って組立て。
当時平行的にボディも磨ぎ出しまで完了。
この後の外装、前後グリル辺りの組立と塗分けがチョット厄介かもしれません。
ボディカラーが生きるよう、何とか綺麗に仕上げたいなあ。
では。
2010年1月4日月曜日
Peugeot 504 Coupe No.1 メタリックグリーン
年を跨いで進行中、504クーペ。
全体的に合いは良好。
レジンキットとは思えないぐらい。
インテリアパーツは、ダッシュ、センターコンソール、フロントシート、リアシートの4つのパーツで構成されているのですが、仮組してみたら見事にぱちピタ。
サイドウインドウのモールはエッチングパーツ。
ボディの形状に合わせて修正が必要でしたが、比較的容易にフィットしてくれました。
修正後のパーツは、後々歪んでしまわないように、厚めのプラ板に貼付けて接着時まで保管しておきます。
ただ、フロントグリルのエッチングはフィン部分が曲がりまくってしまい、修正しきれず。
しかも一本もげてしまったし、どーしましょコレ。
今は課題は先送りしておいて、取り敢えずボディとタイヤをセットしたシャシを合わせて様子見。
なんだか随分と側面おでぶ、なシルエットですなあ。
真ん中辺りのプレスラインを強調して、且つ後々付属のエッチングパーツで表現するサイドシルモールを取り付ければ印象も変るかなあ?
そこで、ボディ下地作りはサイドのプレスラインを強調する方向で手付け。
プライマーをどば〜っと吹いた後に、荒目の缶サフで下地作りの準備。
プレスラインに沿ってマスキングテープで境界を出して、そこに白ラッカーパテを薄く盛ります。
白を使ったのは、こちらの方が乾燥が速いとの評判を見聞きしたのと、グレーサフの上では見易くなって作業も楽かな?と思ったから。
半日程放置してパテが乾燥した後、マスキングを貼ったままの状態でペーパーを掛けてラインと面を出して行きます。
ある程度ラインと面が出たかな?と思った所でマスキングを剥がします。
境界の部分には段差と荒れが残っているので、細めのペーパーで調整。
前後のウインドウのモールは、レジンの湯が回ってなかった様で、一部が消えていました。
ボディ側をマスキングテープで保護しつつ、失われたモール部にプラ棒を黒瞬着で接着。
ペーパーで整えて、モールの再現。
こんな感じで下地作りがある程度整った所で再度缶サフを吹き状態をチェック。
まあいいだろう、という所で改めて最終サフを吹きます。
そして、今回もボディカラーはメタリック系とするので、下地の影響を受け易いメタリックカラーに対応して、下地から柚子肌を押さえた極力綺麗な状態とすべく、一度1200番のペーパーでサフ面の柚子肌を均した後、最終サフをいつもの缶サフではなくてブラシを使ってやってみる事としました。
使用するのは最近発売されたガイアの瓶サフ。
自分、なんだかガイアばかり使っていますが、クリアはもちろんの事、ボディカラーもガイア主体で、当然それらを希釈する溶剤もガイアなもんだから、ここはメーカーを揃えておいた方が良かろうかと思い、これを選択。
少なくとも艶出す車のボディカラーの場合、クリアとカラーとそれらに使う溶剤については極力同じメーカーで揃えた方が間違いが少ない、というのが自分の(貧弱な知識と経験からの)印象。
こいつをいつもの車のボディカラーを吹く時と同じ調子で希釈して吹き付け。
印象としてはサフというよりも、つや消しグレーの塗料を吹いた、っつー感じですね。
グレーのカラーと違って下地への密着性が高い事がサフである事の証なんでしょうけど、今回は特にそこまでチェックはしておりません。
一日乾燥させた後は直ぐさまボディカラーを吹きます。
カラーはメタリックのグリーン。
Exシルバーを同量のExクリアで割って、それをベースとしてそこに純色グリーンを少々、そして色合いがイメージに合うように、純色イエローと純色シアンを爪楊枝の先から一滴づつ垂らしながら調色してゆきました。
感覚だけでやってますんで、多分同じ色は二度とできないゾ(笑
調色したカラーを、今回は忘れずに吹き返しの無いようにブラシの圧を落して吹き付け。
綺麗に吹けましたが、光りの辺り具合加減では相当にギラつきます。
まあ見栄え優先という事でこれでヨシとしますです。
さて、この調子でサクサク行くゾイ。
2010年1月1日金曜日
謹賀新年
新年あけましておめでとう御座います。
昨年はネットは勿論事、各種展示会や懇親会での交流をより深く広く拡げる事が出来た、とても充実した一年でした。
今年も模型趣味を通じての出会いを大切にして行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
んで、ここで昨年のモデリングを振り返ってみますです。
製作したのは
・ケンメリGT−Rレーシング(アオシマ 1/24)
・ミウラP400S(ハセガワ 1/24)
・ソッピーズ・ストラッター(Toko 1/72)
・312T(タミヤ 1/12)
・Z10ソアラ2800GT(アオシマ 1/24)
・’68コルベット・レーシング(モノグラム 1/25)
・BT46(タミヤ 1/20)
・プジョー604(Heller 1/43)
車7台かあ、結構作ったなー、そして複葉機も1機!
こうして見ると、車種、スケール、とバリエーションも豊か。
この中では自分的には何と言ってもミウラP400SとC3レーシングですね。
夫々完成時点では全力を出せた作品として満足度も高かった思い入れのある作品です。
そして35年振りのタミヤ1/12F1製作も、我ながらネタかと思う程にトラブルを連発させながらの1年近くに渡る期間を経ての完成と、これも思い入れの深い作品。
また、初めてのアメプラとHeller43、そして72の複葉機にチャレンジして全て完成させる事ができたのも大きかったなあ。
一方、国産車の2台は共に残念な出来になってしまい、未だにそれが心残り。
両方ともアオシマ製なんだけど、一昨年からアオシマキットに関しては3連敗なんですよねえ。相性悪いかも?今年は何としてもアオシマキットで満足出来る作品を作りたいゾっと。
さて、今年ですけど何は兎も角、現在着手中の2つ
・プジョー504クーペ(プロバンス 1/43)
・ビッカーズ・ビミー66旅客機(???? 1/72)
からですね。
504クーペは、43プジョーコレクションPj(笑 の一環。
一昨年の404サファリ、昨年末の604、そしてこれ以降も43ぷじょをズラッと並べて悦に浸りたいなあ、っと。
一方ビミー66は超ド級の難物の悪寒ムンムンですが、恐れを知らぬ無謀者が難物キットに手を付けて悶絶する様をこのブログでも紹介しますんで、どうぞ苦笑いしてやって下さいまし。
上記以外では、
・70年代 1/20F1
・コルベットシリーズの空席
・60年代オールドレーサー
だな、まずは。
そして3年前模型に出戻ってからず〜〜っと温めて来た
・気合いのフル開閉!
を夏辺りから満を持してスタートさせたいと思っています。
決定版資料が手元にある内にね。
では!
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