プロバンス・ムラージュのGr.2 の304S、アセプトジルカラーのキットを始めます。

ボクシーでシンプルなオリジナル車のスタイルに、Gr2らしいド派手なオーバーフェンダーと太いタイヤ、そしてそれと相反する赤白ピンクなカラーリングの組合わせは、一見違和感ありそうでいながら過度な無骨さを適度に薄めて、逆にそのアンマッチングな感じがかえって強い印象を与えるものとなっています。
それは模型においても同じ様に見栄えするだろうと思われ、404サファリ、504クーペ、604と、決して派手とは言えない車を揃えたこれまでの43プジョーシリーズにおいてもアイキャッチャー的役割を担ってもらおう、という事で、今回5月の静岡展示に向けての最後の1台として取り掛かる事としました。
例によって、リアリティ追求の工作をする技術は持ち合せていないので、シンプルにサクッと仕上げて行くやり方で、今回も1ヶ月程度で完成させたいなあ、と思っております。
で、下地作り。

オーバーフェンダーやサイドプロテクションモールド等、エクステリアのディティールは全てボディに一体モールドとなっており、小さい面積の中に様々な形状が含まれています。
この形は磨ぎ出しが非常にやり辛いし、その最中に下地を出すリスクも高そうです。
なので、下地の段階から極力表面をキレイに均し、サフ以降の塗装も極力ジャビジャビに振ったウェッティなやり方で塗膜を重ねる事で表面の荒れやうねりを最小限に抑えて、クリア後の磨ぎ出しを簡単に終らせ且つ、艶(表面のフラットさ)を確保して行きたいと思います。
下地が整うまではタミヤの缶サフを使いますが、最終仕上げはガイアのサーフェイサーEVOを使用。

このガイアのサフ、評判良いですね。
一連のガイア商品同様、隠蔽力は相当なものなので、サフ塗膜も薄く仕上げる事が出来るのが利点かな?
続けてボディカラー。
キット同梱のデカールもありましたが、ボディサイドの赤部分の用意がなく中途半端な塗分け対応となっており、であれば全部そうした方がキレイに出来るだろう、という事でマスキングぬ対応で行う事としました。
最初に白。色合いを考えて、ガイアExホワイトに同フレッシュを少々入れてベージュ方向に振りました。
次にピンクはフレッシュベースにガイアのブリリアントピンクを20%程。
最後に赤は、ガイアのブライトレッドです。

エグイですなあ・・・・・
これだけだと、ただの趣味ワル車でしかありませんw
この後ゼッケンやステッカーのデカールを貼れば締まってくるでしょう。