2009年12月29日火曜日

沼津からの手紙

「Peugeot 504 Cope No.1」の時間ではありますが、予定を変更して緊急特別投稿をお送りします。


暮れも押し迫った月曜日の午後、高尿酸血症治療薬をもらう為に病院に行って自宅に戻ってみると何やら段ボール箱が・・・・

宛名を見ると・・・・・


沼津基地長からだああ!!!!

緊張に手を振るわせながら開梱してみると、そこには・・・・



ぐわああああっっっっっっっっっっ!!!!!

これはこれはこれは・・・
イカン、イカン、イカン、基地長はご立腹だ!
ふと見ると手紙が添えられている・・・
そこには、
拝啓
 早いもので、今年も間もなく終りを告げようとしている。
 皐月の静岡にて編隊の更なる全国的拡張を宣言し、
 その意志を確かに受取ったと見受けられた貴君であるが、
 未だにそれが実現せずにいる事、誠憂うべき状況である。
 しかるに、来るべき虎の年において、一刻も早くそれを実現
 すべく、ここに今一度改めて貴君の意志を問うべく、
 これを渡すで候

 電脳日記模型家編隊沼津基地基地長

やばいやばいやばいぞ・・・・・
思えば5月の静岡、そして11月の浜松町で
「へへへ〜〜、また複葉機作りますよおぉ〜〜、もっちろおーん♪」
などと無責任な、実に無責任な、ヘリウムよりも軽い受け答えをしていたのだが、それが一向に現実のものとならない事に基地長は随分とお怒りのご様子だ。

そして、

血の誓い、基地長自家製のヒートン・・・・

うううう・・・・

今、俺は決断を迫られている!
来年の静岡、そして再来年の横浜UAMCの会場に線を張り巡らせるべく、意を決して立たねばならぬのだ!
しかし本来は陸の四つ足である自分、「空を飛べ!」と言われて直ぐ飛べる自信は無い。
今まで空を飛んだ事は3度。
旅客機の小さいの大きいの
そして
トリコロールの複葉機
これだけだ。
これだけの経験で何ができる?
そういう時は経験した事を再度行えばいいのだ。
そう、
それは旅客機と複葉機、
旅客機と複葉機・・・・・・・




これかっ!!

これは今年の静岡キット交換会でTomoさんが提供してくれた物。
今更ながら調べたら旅客機なんだって、ふ〜〜ン・・・って大丈夫か?俺?

よーし、これで行きますよ。
こうなりゃド素人の無知故の大胆さ、ってヤツで勝負するでありますよ。
一発どかーんと行ってみよう!!
よーし、早速仮組だあ!!



ありゃ?





追伸:

こちらも美味しく頂いております。
でも作左亭の味の再現なんぞ1000万光年の彼方の話しで御座いまするぅぅぅぅぅ

2009年12月27日日曜日

Peugeot 604 No.4 Finish!

磨ぎ出しの終ったボディにトリム表現や小物の塗分けと接着を行います。
まずはウインドウトリム。

フロントとリアのウインドウトリムはクリアパーツにモールドされていた(と思っている)のですが、それは削り落してしまっていますので再現する必要があります。
当初細切りプラペーパーで試みたのですが、ウインドウ上下の湾曲に上手く追従される事ができず、代わりにハセのジェラルミン・フィニッシュで、モールドの厚みと合わせてメッキトリムを表現しました。
実は最初同じハセのミラー・フィニッシュを使ったのですが、鏡面具合が強過ぎて、この後メッキシルバー塗装で対応する予定のサイドプロテクションモールドやレインドリップとの違和感を避ける為に、艶具合の落ちるジェラルミンを使う事としました。
メタルック、という方法もあったかもしれませんが、メタルックはフィルムが薄過ぎて単体でのモールドの厚みを表現するには至らないので今回は却下です。

では実践。

まずは細切りマスキングテープを当てて寸法取り。

そのテープをシートに貼って、

それをガイドにデザインナイフでカット。

マスキングテープ毎にシートから切り出し、キットに貼付け。

しっかり密着させた後に、マスキングテープだけを剥がしとります。

前後のウインドウトリム以外のメッキモールドは、メッキシルバーのマスキング塗装で表現します。

ますきんぐう〜〜〜!!

自分、多分マスキングのマゾだと思う。
マスキング・マゾ・マン、略して3M!
やばい、無意味にテンションが上がってきている・・・・

何事もなく、無事成功。

写真じゃどこがシルバーなんだか判りませんね。

リアコンビランプ、裏側からマスキング塗分けして、表側からメッキモールド部の表現をハセのミラーフィニッシュ細切りを使って行いました。

何故ここはジェラルミンではなくミラーフィニッシュなのか?
たまたま丁度いいサイズの断片が手元にあったからですヨ。
まあ、何も考えていない証拠だな、ははは。

それをボディに接着してみる。

中より側、グリルパーツとの間の隙間が丸見えでカッコ悪いです。

プラ材を切り出して、シルバーで塗装してサイドウォールを作りました。

見栄えもいいぞ。

フロント、ヘッドライト周り。
ミゾロギさんより「イエローバルブはMustですね」とのリクエストに応え、こいつを表現。

センター側の丸ライト(フォグ?)はクリアパーツの裏側に丸モールドがあったので、これにエナメルのクリアイエローを筆塗りする事で対応できましたが、外側の角ライトについてはパーツにモールドがありません。
相当部分を筆塗りしてもヨレヨレになってしまう懸念もあるので、ここは角ライトのサイズに合わせて切り出したミラーフィニッシュを上からエナメルのクリアイエローを塗って、それをリフレクター(ボディ側)に貼る事でイエローバルブの角ライトに見立ててみました。

あと、ドアとトランクのキーホール。

キッチン用アルミテープを0.7径真鍮パイプで中抜きして、貼付け。
質感もサイズ的にも丁度かな?

ワイパーはトロンの43用を使用。

接着に苦労しましたよ。
これで一気に疲れた・・・・

が、
これで完成です!!





Peugoet 604

Peugoet 604

このサイズの撮影は難しいですねえ。
寄って撮ると肉眼で感じるワイド感がスポイルされて、短くてデブなカッチョわるい写真にしかなりません。
うーむ、難しい・・・・・

なので引いて撮ってみた。


Peugeot 604

Peugeot 604

かわんない?
ちょっとは良く見える気がする。

Peugeot 404 and 604

で、43プロバンスの404とランデブー。
きゃー、素敵!
これで43ぷじょ全制覇の野望、ようやく2台目。
先は長いぞ、こんなペースではダメだ。




なので間髪入れずに次はこれを行く!!

2009年12月13日日曜日

Peugeot 604 No.3 エンブレム

研出しの邪魔という事でボンネットから削り取った「604」エンブレム、
そしてキットではモールドでもデカールでも再現されていない、リアの「Peugeot」エンブレム、
これらを自作デカールで再現します。

例によってInkscapeを使って、ネットで拾った画像をベースに形状を模写。
エンブレム、実物はメッキのシルバーですが、インクジェットではそれは不可なので、このキットのサイズの小ささとシルバーメタ系のボディカラーという事もあって、シルバー系の下地透けも考慮しながら、クリアタイプのデカール用紙に枠線は黒、枠内はグレー、で作ってみる事で、それっぽさを狙ってみました。
尚、今回から印刷前のインク定着スプレーには専用のタイプを使ってみました。

右が今回使用の専用スプレー、左がこれまで使ってきたもの。
前回のC3レーシングの時は、印刷するとインクが定着しきれず悲しい思いをしたものですが、今回は流石専用品。インクの滲み等は全く無く、細かいロゴもしっかり印刷してくれました。


こいつをボディの前後に貼りつけます。

前、

後、

ちょっとワザとらしい表現ですが、まあイイです。見た目キレイにさえ出来ていれば気にしないです。
どうせサイズも小さいのだし、「なんかエンブレムがあるなあ」位に取ってもらえれば十分です。

それとフロントグリルのセンター、
プジョーのエンブレムは先日のホビーフォーラムで入手した43用フランス車メーカーエンブレムデカールを使用して貼付け。
やたら固いし、定着しないし、で相当難儀なデカールでしたが、マイクロセットの軟化剤をじゃびじゃびに浸けて強引に密着させました。

それとリフレクター表現としてハセのミラーフィニッシュを貼っています。

その他、インテリアも黒の艶加減とか、グレーを足したりして微妙に色加減を変えながら組み立て。

ここも実車はもしからしたらシートはグレーだったりするかもしれませんが、まあ黒の方が粗が目立たないのでこれまたヨシとしましょうw

ボディの方はオーバーコートクリアまで完了。

淡いメタリックという事もあるのか、この色だと艶加減が判りづらいですねえ。
オーバーコートクリアが上手く出来たかどうかも微妙ですが、光のあて方や覗き込む角度で鏡面的な映り込みが見えるので、多分大丈夫なのかな、っと。

さて、当面は休日限定の作業となりそうですので、完成にはあと2週間程掛かると思われますね。
一日(二日?)遅いクリスマスプレゼントとなる可能性大であります。

んではまた。

2009年12月5日土曜日

Peugeot 604 No.2 Do It Clean

オランダ、デンマーク、カメルーン・・・・・
厳しいのは間違いないけど、組み合わせのバランスとしては妥当な所だよね、変なバイアスも掛かってないし。
だからこそ予選リーグを突破して世界を納得させる事の出来る絶好の機会な訳だよ。
チーム力で対抗するしかないだけに、残りの半年間それを更に磨き上げてくれ。
そう、来年の6月が楽しみじゃないか!


で、604。

実車ではボディプレスラインとなる所が、このキットではボディとシャシの分割箇所となってます。

これじゃ塗装後が不自然になってしまいます。

なのでシャシ側からボディ相当部分を切り離し


ボディ側に接着。

強度を考慮して、接着は接着剤にプラ材を溶かしたヤツを使いました。
硬化するのにやや時間が必要ですが、溶着させるので曲げ方向の力にもある程度の強度を保てて、この方法結構気に入っています。

ウインドウのクリアパーツ、

うおっと!
ワイパーやバックミラー、リアドアサイドウインドウトリムの一部が直接モールドされてます。

ここで、以前magusさんがブログで紹介されていたクリアパーツのパーティングライン消し手法を活用して、

見事に消えましたぜ、この効果に自分もビックリ!

同様の方法で消したリアドアサイドウインドウトリム、

どうやって再現させようか・・・

洋白板か細切りプラペーパーか、どうしようかと思いつつ、

他の部分の枠を塗装でメッキ表現する事から、仕上がりの質感を統一させる為にここはプラペーパーを使う事としました。
取り敢えず今は仮組みで様子見。

サイドドアミラー、フランス仕様は運転席だけとなっている模様。

しかし、キットのパーツはステーの部分が太すぎて違和感あり。

ステーを切り離して、代わりにプラ棒を加工して、

ミラーとの接合部分にテーパー付けて、

ボディに仮組み、

うむ、悪くないぞ。

さて、ボディの下地作りも無事終えて、

次はいよいよボディ塗装。

カラーは散々迷いました。楽しい迷いですけどね。
メタリック系というのは決めてましたが、茶系か、シャンパンゴールドか、ブルー系か・・・
で、Flickrで色々見ていて一番印象に残ったのが淡いメタリックブルー、今回はこれにします!

調色はガイアのExシルバーをベースにガイアの純色シアンを少々、それを同量のExクリアで割て、


塗装してデカール下地のExクリアを軽く吹いた状態がこれ。
写真で寄って見ると粒子感がちょっと強いですが、1/43というサイズ的にもある程度「メタリック」感を強調するのもあるかな?っつー事でこれはこれでヨシとします。

カラーを吹く際にブラシの圧を落とすのを忘れて、思いっきり表面に吹き返しのザラつきを出してしまいましたが、やけっぱちで乾燥後に綿棒で表面のザラつき、粒子を拭き落としてみたら、見た目に荒れも出ず結構綺麗になってくれました。予め同量のクリアで割った事が良い方向に働いたかな?

さてこの後は研出しの邪魔になるので削り落としたボンネットの「604」エンブレムをデカールで再現した後、改めて本クリアを吹くとしましょう。

・・・・っつーても、エンブレムはシルバーじゃん
インクジェットじゃ無理だよ、どうやって自作すんのよ!

という事で、また課題を残して次回に続く。