2011年5月8日日曜日

Citroen DS19 No.3 完成。又は、すきま風の漏れるリアウインドウ

枕話無しでいきなり本題。

フロントのサイドマーカーと、リアのCピラー上部のウインカー、キット付属のデカールで表現はせず、それを型紙にアルミテープから型抜きを行い、ミッチャクロン塗布後にクリア塗装で色付けします。

リアはこんな雰囲気。

最後の完成写真で紹介するフロントの方はちょっとこ汚い仕上りとなってしまいましたが、今回は良しとしました。

続いて懸案のウインドウパーツ製作。
バキュームプレス、100均ショップでマシーンを自作して、キットのクリアパーツをマザーにやってみましたよ。
使用した材料は、これまた100均で購入した柔らかめの塩ビのファイルフォルダー。
温め方は、ガスコンロに直置きする焼き魚用のトレイに、塩ビ材を貼付けた木枠のフォトスタンドを置いて、弱火でじっくり塩ビ材が軟化させました。
全体がとろんとした所で、マシーンにセットして掃除機のスイッチをON。
当初、固めの薄いエバグリのクリアプラ板を使用したのですが、熱し方の具合が上手くいかずに失敗を繰返すうちに材料切れとなり、手持にあった100均塩ビファイルフォルダーに登場願った訳であります。
こちらは比較的温め方の具合の判断が容易で、元の材質が柔らかい事もあってか、掃除機スイッチONまで多少手間取っても、ある程度の型取りができました。
とは言っても、全面綺麗に型通りに密着しきれず、型の下端部分はちょっと曖昧な形状にしか成りませんでした。

緩やかな曲面のフロントウインドウはまあまあ。
ただし、上面部の接着をミスってしまい、エポキシのはみ出しが覗いてしまいました。

一方、リアは形状が上手く再現できず、下端のボディパネルとの境界部分に隙間が出来てしまいました。
しゃーないなあー、と呟いてこれはこのまま放置。
ボディとのフィティングは残念な出来ですが、遠目から見る分には・・・・そう、遠目から見る分には、キットオリジナルのクリアパーツを使用するより肉厚感が無くなって、それだけでもやった甲斐はあったぞう、と思い込んでおります。

難関であったウインドウの製作と組付けが終れば、後は一気にフィニッシュ。

バックミラー自作。
オーバースケールだなあ。無い方が逆に良かったかもしれん。

リアサスのハイドロシステム取り付け。
極めてシンプルな構成のこのキットで、この部分が別パーツ化されている事に、改めて革新的なハイドロニューマティックシステムに対するシトロエンの誇りを感じます。

フロントのタイヤハウスの奥、隙間だらけで左から右に光りも景色も筒抜けでしたので、
プラ板で隙間埋め。

その他、フロントフェンダー上部のウインカーとか、リアフェンダーのコーナーウインカーリフレクターとかを接着して、完成であります。


Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19



今回はシンプルなキットに対して、本やらWebやらで色々資料を見ながら、ボディカラーに拘ってみたり、ディティールを追加したり等、値段(800円相当だったかな?)以上に楽しめました。
スタイリングも良いし、Hellerの43車キットはそのレアな車種展開もあって、好きですね。

では、来週の静岡の合同展示会にはBlog Modelersメンバーとして、このDS19と70-1/2カマロを持込みます。
会場ではどうぞ宜しくお願いします。