2011年10月2日日曜日

NISSAN FAIRLADY 370Z No.2 ミスティック・プレミアム・マルーン

趣味事とはいえ、やはりある程度は気持に余裕が無いとイマイチやる気もおきない訳で、しばらーく、模型関係放置の状態が続いておりました。
その様な時に、「・・・ねばならない」などと考えだすと、逆に増々気持も遠のくという、よくあるダウナーな展開となり、こりゃもう己の心の向くままに行くしかないかな、と開き直っておりやした。

まあ、暫くはこんな調子かと思います。
あまり気張らず今まで以上に適当につらづらと、自己中心的な製作記を気が向いたらアップする、という事でやってゆきまするぅ。


370Zはボディカラーを塗装、クリアの4回吹きまで完了です。
カラーは純正色のミスティック・プレミアム・マルーンを狙って、
クレオスのマルーン+クランベリーレッドパール 1:1をベースに、ガイアのアルティメットブラックと純色イエローを、それっぽくなるまで少しづつ目分量で足して行きました。
深いチョコレートブラウン風を狙ったのですが、やや赤味が強かったかなあ、という感じです。悪くは無いがやや不満、といった所でしょうか?

この後は中磨ぎ後のクリアオーバーコート。
今年中に完成報告できればヨシ、っつーユルさでボチボチ進めて行きます。

んでは。


2011年6月19日日曜日

NISSAN FAIRLADY 370Z No.1 人力

前回、製作を宣言しましたZ34こと370Z、タミヤキットの製作開始です。


21世紀のタミヤキットを作るのは、R-35 GT-Rに続き2度目であります。
まずは仮組してみましたが、やはりタミヤ。シンプルなパーツ構成ながら実にシャープな造形となっており、誰でもカッコイイ370Zが作れそうな好キットです。


ただ、こうしてS30のキットと並べてみると、370Zが妙に無機質な感じがします。
これはキットが、というより、実車のエクステリアデザインそのものに対して抱く感覚だと思います。
S30の時代ではあり得ない(作り得ない)曲面の間を割って入るような鋭角なラインや造形がそう感じさせるのでしょうかね。

さてこのキット、前後のクリアパーツのフィットがガンプラ並みにパチピタ、との評判を方々で聞いておりますので、自分もこの時点でしっかり確認しておきます。

外側からはめ込むのですが、確かにパチピタだわ・・・正にスナップキット。
これは塗装後に同じ様にはめ込んだら間違い無くクリア層ごと塗膜にクラックが入りますね。
クリアランスを上手く取らないと、ラスト2周で自爆リタイアなんっつー事になってしまいます、よーく気をつけないと・・・・

キットはボディとフロントフェンダー、サイドシルが別パーツとなっていますが、仮組の際にしっかりと取り付け位置を決めておいて、そのまま接着固定します。
接着材をしっかり乾燥させた後は、各モールドをを0.2mmタガネで深く深くスジ彫りし直し。
それ以外では、Aピラー根元の妙に不自然なモールドを埋めて彫り直し。

パーティングラインを目立たない様に上手に誤魔化しているキットですが、リアハッチのエンドに流れるラインは実車には無いようなので、800番ペーパーで消しておきます。
ボディ表面全体を800番ペーパーで軽く荒らした後、一次の捨てサフ吹き。
サフが乾燥後に全体をペーパーでサンディングする予定。



さて、今日は父の日だという事で、次男坊よりプレゼント。
うーむ、370Zを製作中と判って、それを描いたか。
我が息子ながらなかなか天晴れである。
しかもこちらの370Zは無機質感を全く感じない。
まあ、そういう事なんだな、っつー事で、また次回。

2011年6月7日火曜日

NISSAN FAIRLADY 240ZG No.1 TS-11 マルーン

え〜、不義理を重ねてばかりで申し訳ありません。
静岡ホビーショー後もお世話になった方々へのご挨拶はしないは、
また、肝心の自ブログにおいてはコメントを頂いたにも関らず、返信も無く長期放置の状態だわ、とまあ実にダメダメちゃんでありました。

という事で、そんな己自身に対して海よりも深く反省して、それを行動で示すべく・・・・・

ハセガワの240ZGの製作を始めましたので、改めて報告するであります。

ブログもそうですが、模型製作も手が遅いこの頃。
あまりパワーを掛けずにサクサク進められる様に、シンプルな内容のキットをバッチリ素組みで行きたいと思います。

まずはGノーズパーツはインストを無視してボディに先に接着してしまいます。
その後、スジを深く彫り直し、全体をサンディング、合わせてパーティングラインも消してしまい、捨てサフ一発。
乾燥後に600番ペーパで捨てサフを落してヒケの確認と修正。

そうそう、前ウインドウサッシはゴムモールの上に被さるようにメッキモールが在るのですが、キットにはそれが再現されていませんので、0.15mm厚のプラ材を使って再現します。
って、この時点で既に素組みじゃないじゃないかw

リアウインドウにおいては、そのままボディにはめると隙間が生じてしまいますので、

その隙間埋めも兼ねてゴムモールを再現。
メッキモールはクリアパーツ側に在るモールドを塗り分けて表す予定。

そして再度サフ。
様子見でガイヤの缶グレーサフを吹き、乾燥後に1200番ペーパで全体を均しかつ、ヒケの再確認。
問題無ければ、その上からガイアの瓶グレーサフをじゃぶ気味に吹き重ねます。

さて、ボディ塗装の前に内装もちゃちゃーと進めておきましょう。
ステアリングはキットのスポーク部を実車通りにピンバイスで穴を開け、0.3mmのタガネをノミ代わりにして開口。

シートにはエア抜き穴をキッチン用アルミテープをポンチで打ち抜き貼付け。

リアハッチ側のフロアにはフェルトを貼付け。
フロアの表現でフェルトを使うのは初めてだが、ウインドウパーツ越しにはどう見えるかしらん?

その他、もろもろパーツを塗装して組立て、後方からの眺め。
基本黒一色だから楽だこと。
インパネのシルバー部はエナメルの筆塗り。

全面上方からの眺め。
シートはセミグロスで塗装後にエナメルのジャーマングレーでウォッシングしてみました。
適度なビニールの痛み加減が出せたかなあ、と。
劣化具合が周りと合っていないけど(笑

さて、続きはボディ塗装。

240ZGのボディカラーといえば、やはりレーシングマルーン。
そしてそれは実車を見た事が無い(そもそも自分の故郷じゃ走っていない)自分にとっては、タミヤの憧れの1/12のキットがそれであり、箱絵のレーシングマルーンこそ、240ZGそのものであります。

ですので、塗料は当然タミヤの缶スプレーを使用。

一晩ガス抜きした後、エアブラシで吹き付け。
ちょっと濃いかなあ、とも思いますが、概ね綺麗に塗れたかなと。
改めてマルーンカラーのボディを眺めて、一人悦に入ります。
やっぱZはこの色だね。
そういや、Z33やZ34ではマルーンカラーが復活したそうな。
特にZ34では現在販売中車種のカタログカラーとなっているそうで。
デザイン面でもS30のモチーフを一層強めたZ34を、マルーン系カラーで作り並べるのもいいでしょうね。それも模型ならではの気楽な楽しみ。


なので、早速買ってきた。

そして仮組も開始。
こうして並べるとZ34のマッチョさが際立ちますねえ。
S30が随分と貧弱に見える。
こりゃ、ブルワーカーに登場願うか?(すまん、古くて)




という訳で、S30とZ34のツインマルーン製作記、スタートであります。

2011年5月8日日曜日

Citroen DS19 No.3 完成。又は、すきま風の漏れるリアウインドウ

枕話無しでいきなり本題。

フロントのサイドマーカーと、リアのCピラー上部のウインカー、キット付属のデカールで表現はせず、それを型紙にアルミテープから型抜きを行い、ミッチャクロン塗布後にクリア塗装で色付けします。

リアはこんな雰囲気。

最後の完成写真で紹介するフロントの方はちょっとこ汚い仕上りとなってしまいましたが、今回は良しとしました。

続いて懸案のウインドウパーツ製作。
バキュームプレス、100均ショップでマシーンを自作して、キットのクリアパーツをマザーにやってみましたよ。
使用した材料は、これまた100均で購入した柔らかめの塩ビのファイルフォルダー。
温め方は、ガスコンロに直置きする焼き魚用のトレイに、塩ビ材を貼付けた木枠のフォトスタンドを置いて、弱火でじっくり塩ビ材が軟化させました。
全体がとろんとした所で、マシーンにセットして掃除機のスイッチをON。
当初、固めの薄いエバグリのクリアプラ板を使用したのですが、熱し方の具合が上手くいかずに失敗を繰返すうちに材料切れとなり、手持にあった100均塩ビファイルフォルダーに登場願った訳であります。
こちらは比較的温め方の具合の判断が容易で、元の材質が柔らかい事もあってか、掃除機スイッチONまで多少手間取っても、ある程度の型取りができました。
とは言っても、全面綺麗に型通りに密着しきれず、型の下端部分はちょっと曖昧な形状にしか成りませんでした。

緩やかな曲面のフロントウインドウはまあまあ。
ただし、上面部の接着をミスってしまい、エポキシのはみ出しが覗いてしまいました。

一方、リアは形状が上手く再現できず、下端のボディパネルとの境界部分に隙間が出来てしまいました。
しゃーないなあー、と呟いてこれはこのまま放置。
ボディとのフィティングは残念な出来ですが、遠目から見る分には・・・・そう、遠目から見る分には、キットオリジナルのクリアパーツを使用するより肉厚感が無くなって、それだけでもやった甲斐はあったぞう、と思い込んでおります。

難関であったウインドウの製作と組付けが終れば、後は一気にフィニッシュ。

バックミラー自作。
オーバースケールだなあ。無い方が逆に良かったかもしれん。

リアサスのハイドロシステム取り付け。
極めてシンプルな構成のこのキットで、この部分が別パーツ化されている事に、改めて革新的なハイドロニューマティックシステムに対するシトロエンの誇りを感じます。

フロントのタイヤハウスの奥、隙間だらけで左から右に光りも景色も筒抜けでしたので、
プラ板で隙間埋め。

その他、フロントフェンダー上部のウインカーとか、リアフェンダーのコーナーウインカーリフレクターとかを接着して、完成であります。


Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19

Citroen DS19



今回はシンプルなキットに対して、本やらWebやらで色々資料を見ながら、ボディカラーに拘ってみたり、ディティールを追加したり等、値段(800円相当だったかな?)以上に楽しめました。
スタイリングも良いし、Hellerの43車キットはそのレアな車種展開もあって、好きですね。

では、来週の静岡の合同展示会にはBlog Modelersメンバーとして、このDS19と70-1/2カマロを持込みます。
会場ではどうぞ宜しくお願いします。

2011年4月24日日曜日

Citroen DS19 No.2 写らない青紫

キーボードを前にフリーズする日々が続いておりますが、もう直ぐG/W、そしてその後は静岡ホビーショーですよ、早いですねえ。

文章が浮かばないなら、製作工程をシンプルにそのまま紹介するだけでもやっておきましょうか、っつー事で久々のDS19製作記。

スジ彫り追加、Cピラー周りのリアウインカーハウジングやメッキモールドも0.15mmタガネで強調、再現。

シャシパーツのマフラー表現、リアホイールハウスから分厚い凸段差形状となっており、このままでは味気ないので、
削り取って、真鍮パイプ二本をハンダ付け連結して再現。

ここで、ボディカラーをどうするか暫し悩む。
今回の製作開始以降入手したORIGINALシリーズのDS本や、膨大なDS情報が網羅されたサイトを眺めていると、そのバリエーションの豊富さ、複雑さ、に訳判んなくなってくるのだが、まあ、それはそれで愉しい過程だったりする。
で結局、後述する59年前半に用意された、とあるセンス悪いカラーを選択するのだが、Hellerのキットは59年後半から61年までの仕様車である様で、59年前半式にするには、幾つか手を加える必要があります。

まず、リアバンパー上部に在る、サイドまで回り込んだウインカー?ハウジングの追加。
エポパテを使って、適当に現物合わせで形作りました。
残はB/Cピラーの溝付きパネルの再現ですが、それについても後述します。

途中の過程をぶっ飛ばして、ボディカラー塗装完了。
カラーリングは、先に紹介したDSサイトのカラーシュミレーションより、59年前半式のボディ:AC 603 bleu delphinium、ルーフ:AC 144 blanc carrare の組合わせ。

bleu delphiniumは、シュミレーションサイトのカラーサンプルを眺めながら、ガイアのパープルバイオレットをベースに、クレオスの74エアスペリオリティブルーを少量づつ足し増しながら合わせたのですが、この写真じゃ全く色合いが再現できていないですね。
現物はもっとセンス悪い、彩度の落ちたラベンダーっぽい色です。

このカラーパターンにおいては、B/Cピラーは溝付きのアルミパネルだそうなので、キットのB/Cピラーをガイアのブライトシルバーで予め塗り分けしておき、その上からインクジェット式のクリアデカールに細い横線を描いたモノを自作して、それを貼付けます。

こんな感じ。

リアのへへ(ダブルシェブロン)エンブレムモールドは磨ぎ出しの邪魔なので削り落としましたので、43用仏車エンブレムデカールで再現。

そして、またまた途中の過程をぶっ飛ばして、クリアコートと磨ぎ出し完了しました、もひとつオマケに内装も完了してますよ、の図。

この後は唯一の難関であり、どうしてもやる気が起きない、ウインドウパーツのバキューム絞り出し。
キットオリジナルのクリアパーツは厚ぼったくて、かなり残念な感じですが、ただ、リアウインドウの形状が結構複雑多面的で、これをバQで作るのは相当に難儀なんじゃないか、と思っています。
そもそもヒートプレスは経験あるが、バQは未経験。
バQマシン作る所から始めなくてはならない、っつーのが面倒くさく、それもあって今一気が乗らないのだなあ、これが。

まあ、今週一週間じっくり考えるとしよう。



おお、こうして書き上げてみると結構文字数多いじゃないか。
内容面白くナイが、ははは。

では、次回はG/W期間中のDS完成報告か、はたまた静岡散財記か?

2011年2月20日日曜日

Citroen DS19 No.1 Heller祭り

空飛ぶライダーさんがHeller祭りを始められた。
そういや自分も初めて買った輸入プラモはHellerだったぞ。
1/43の405パリダカ、横浜の獅子模型で500円だったような・・・・。


では自分はこちらで、
1/43のDS19。

Hellerのキットは仏車以外は知りませんが、シンプルなパーツ構成ながら雰囲気満点のボディスタイルで自分はお気に入りです。この通り仮組だけで見事な佇まい。

では、早速作成開始。
北澤さんが作られた時のブログ記事を読み直して事前に要所を押さえておいて、まずはボディの下地作り。
ドアやボンネットのスジ彫りは0.15のタガネで、メッキトリムやその他の実車でボディに取り付けられているだろう部分は、"ZERO"でスジ彫りを追加します。
ガイドに使ったマスキングテープは、
ホームセンターで購入したPVCフィルム材質のラインテープ。
恐らく最近再発なったモデラーズブランドのハイテクマスキングテープのオリジナルなのかと思われます。
価格もこちらの方が若干安かったかな?

スジ彫った後は、ヒケやらヨレやらスジ彫りコースアウトやらの修正を黒瞬着でお手軽短時間でやっつけて、

開始から半日後に早くも捨てサフ吹き。

いやあ、やっぱり勝手知ったる車作りはサクサク進んで楽しいなあ。
この勢いで明日中には下地完了と行きたい所ですな。