2009年5月31日日曜日

フェラーリ312T No.28 番外編

先日Twitterなるものを始めました。

このブログはサブタイトルにもある通り、模型関連専門となっており、製作対象ともなる現実の車の事は例外として、それ以外の話題については主題として触れないようにしているのですが、まあたまには模型関連以外の事も吐いてみたいときがある訳で・・・。
しかしながら、その為にもう一つブログを立ち上げるかというと、そもそも個人の事情に特化した内容とか、時事ネタとかについて、最低限の質を持ったしっかり完結させられた記事のポストが出来る程己に文才は無く、そういった点では「ブログ」として示すにはちょいと二の足を踏むのであります。
で、あればmixiの日記とかもあるのですが、それとは別に、なんかもうちょっとカジュアルにお気楽にやりたい、というのと、根っからのミーハー心が騒いだ事もあり、何かと話題のTwitterを試してみる事としたのであります。
で、始めたのはいいのですが、まだ良く勝手が判っていません。
まあ何は兎も角、当面は自宅で携帯で、時間が出来ればぼそぼそ呟いてみますですよ。




さて、312Tの傍らに立っていた女性。

実は4月から312Tと平行して女性フィギィアの製作もしていました。
折角ですので、この女性の製作過程も記録として残しておきたいと思います。



イメージはこの写真。

恐らく75年のイタリアGpの風景と思います。
如何にも70年代なエレガントな女性の立ち姿、これを再現しようと思ったのであります。
ホントはラウダさんも作りたかったのですが、1/12着座姿勢のドライバーのキットが入手できず、それは今回は諦める事としました。
今後もし機会があれば(自分のモチベーションが高まれば)、ラウダさんや周りのクルー達も含めてこの写真の完全再生も目指したいゾ、
って、永遠に無いだろうなあ〜、きっと。

ベースとしたのはこれ。

えーっと、ボトムズのフィアナとかいうおねーさん、だそうです。
自分はこれが何だか全く判りません。
兎も角1/12サイズのオネーサンフィギィアで、入手できた唯一の物がこれであった、
ただそれだけの理由で購入しました。


こんなお顔。
あれー、もろ日本人顔、もろアニメ顔・・・(当然か)
しかし顔を弄れるだけの超高等技術は千年あっても身に付かないので、ここはこのお顔をそのまま使わせてもらう事とします。
何と言っても「人形は顔が命」首から下の造形が苦笑いだろうが、日本人顔だろうが、綺麗なお顔であればどうにかなるんじゃないかなあ、と思った訳でありますよ。

まずはポージングチェック。

この姿勢からボディに色々と装飾を加えて行きます。

パンツ(パンタロン)の裾はプラペーパーで作り、その周りをポリパテで肉付け。


お胸ですが、どうしてこの手のやつはどれもこれも過剰に大きいのでしょう?
(いや、大きいのはキライじゃないですけど・・・・ハイ)

写真の女性はファッションモデルではないかと。
であれば、スレンダーなボディが相応しいし、その方が断然エレガント

なのでちょいと豊胸ならぬ減胸を施してみました。

あんまり変らない?

そして、キットの胸のサイズに反して何故か小振りなお尻について、
こちらは逆に豊尻してみました。


この後、Tシャツの裾や袖もパンタロンと同様にプラペーパーとパテで整形して、

首下の下地はこんな感じで終了。

お次ぎはお帽子。

まずはエポパテで山部を適当にこしらえて、


プラペーパーでつばを付ける。

ちなみにこの女性はアップにして帽子をかぶっているという設定とする為、フィギィアオリジナルは、ロングの髪の毛パーツ取り付けにより隠れるはずの耳の部分が露出してしまいます。
なので、耳もエポパテで適当にこしらえてみました。(が、かなり酷い出来)


その酷い耳と共にお帽子をかぶりました、の図。

そしていよいよ塗装。

お顔の造形はもちろん、塗装(特に目の描込み)も到底できる自信が無いので、その部分はマスキングで隠して、サフ吹き。
この後、お顔周りの肌色塗装の境界をどれだけ自然に馴染ませられるか、一か八かでやって見る事としました。


肌色はガイアのフレッシュを最初に。
この後、タミヤエナメルで色合いをお顔の所に合わせて行きました。
が、結局上手く行きませんでしたが・・・


Tシャツのマルボロマークは、ジャンクのデカールから拝借。


帽子のつばの部分、ここは写真とは違うけれども、まあイメージで。

そしてちょいと拘ってみたかったのが、アクセサリー関連。

ネックレス、ブレスレットチェーン、


ピアスはストーン風にしたかったのですが、時間がなくて真鍮線を曲げてリングタイプ風に。
ん〜〜、原住民みたいだ。


右手首には左手首とは異なり太めのリングのブレスレットを。

最後に帽子を被せてプラカードを持たせて

完成!

最後の追込みは殆どこちらに掛かりっきりだったのですが、そのせいか作品への愛着は主役のはずの312Tよりこちらの方が強かったりします。
人、それも女性を作るのも結構楽しーですね。
これで顔も自由自在に作れ、そして肌色の質感表現を物に出来たら、それこそあんな事やらこんな事やら(自主規制)







さて、お次ぎですが現在色々と思案中です。
3パターン程考えていますが、その内の一つは1/20のF1。
懲りずにF1行きますよ、ハイ。

で、この中からどれ行こうかなあ?
(実はもう決めてあったりしますが)

近日登場予定であります。

2009年5月16日土曜日

フェラーリ312T No.27 Finish!

飲み会よりただ今帰宅しました。


もう、カウルの隙間がガバガバだろうが、そんなの関係ねー!
と強がれるのも酔った勢い、という事で。




FERRARI 312T

FERRARI 312T

FERRARI 312T

思えば、小学校6年の頃。
サスフレームを破損させずにシャシを浮かせる事のできた初めてのタミヤ1/12が、この312Tでした。
あれから33年。
二度目の312Tは見栄を張って手間掛けた分時間もかかり、にも関らず、至らぬ箇所多数となる少々残念な結果となってしまいました。
が、
こうして完成形を見ると、細かい事などどうでもイイと思える圧倒的なカッコ良さで、自分としては十分満足であります。




とは言っても、
特に目立つシャシの合いについて、何とか誤魔化すべく、アイキャッチャーを展示会向けに用意しましたよ。





FERRARI 312T


では、会場にてお会いしましょう!

2009年5月11日月曜日

フェラーリ312T No.26 Final Lap

先日、故郷に住む妹から網走の地ビールが何種類か送られて来まして。
その中に地ビールならぬ地発泡酒とも言うべき「流氷Draft」なるものが・・・

カクテルじゃないっスよ。
発泡酒です、発泡酒。
味は、まー大手よりかなりフルーティで、和食より洋食に合いそうな感じですが、何よりこの色!!
もう酒の味も料理の味も全部吹き飛ぶインパクト。
好んで次も買うか飲むか、は・・・・うーむ・・・・



で、



ウインドウシールド、カウルに取り付けました。

インセクトピンを差し込み、カウルの裏でエポキシで固定。
表から見るとイイ感じですが、裏を覗くとかなりキチャナイ。

それとカウルの固定ビスをアドラーズネストの平リベットのLを使って表現。

最初、LLLを使ってみたら見事にオーバースケールだったので、Lを別途購入しました。
ああ・・・何たる成金モデリング・・・・

ホイールにはAcu・Stionのエアバルブをセット。

が、この後でエアバルブの場所はアウターリム寄りではなく、もっと奥側である事が判明。


付け直すにしても、最初に開けてしまったこの穴、どーするよ。


どうもこの場所はリム固定用のビスがあるらしく、災い転じて何とやら、で十字位置全部に穴を開けてそこに役目を失い欠けたアドラーズネスト平リベットのLLLをセット。
まあ、これも雰囲気重視のでっちアップ。

リアウイングステー内のラジエータホース、
キットのゴムチューブだと味気ないとの事で、これまたポリシーもなんもあったもんじゃない、中途半端なでっちアップ追求で、

こんなモンを使って、表面をガイアのエメラルドグリーンで着色後にシャシに装着、

が、位置合わせ様と曲げたりすると容易に塗膜が欠け落ちてしまう。
微妙な位置調整による曲げとか、他のパーツとの干渉こすれ、とかもあり、これはラッカー塗料の上塗りは適さないなあ、という事で、

東急ハンズにて、樹脂着色塗料を購入。
しかし、地が黒のパーツに色が染まるのかあ?


実際にやってみた。


ハイ、見事に染まりません!!!!
あー、塗料代777円と、駄目にした鍋を返せ。

ちなみに鍋の底はこんな感じで色がコビリ付いています。
この鍋は次回の資源回収ゴミの日に出す事となりました、ちゃんちゃん。

結局着色は諦め、地の黒のままシャシにセット、



あとはカウルの装着、前後ウイングの位置決め接着を残すのみ。

次回、遂に”笑劇”の最終回!
に成るといいなあ・・・・・(謎

2009年5月7日木曜日

フェラーリ312T No.25 磨ぎ出し完

雨のG/W最終日。
家から一歩も出ずにひたすら工房にてシコシコと磨ぎ出し。
朝から晩まで磨ぎ出し。
磨ぎ出しは好きな工程の一つではありますが、流石に飽きたよ、
もう、ホント・・・・




日中をフルに使って磨ぎ出し完了。

何せデカイし、それに形状が複雑且つエッジがそこら中で立ちまくっているんで、磨ぎ出しには神経使いました。
特にデカールのあるエッジ近辺や凹コーナー部では、デカールの剥がれが怖く、それと翼端板なんかもクリアのクラックが怖くてあまり攻め込めませんでした。
磨ぎ出しもそうだけどF1マシンのカウル製作って大変。
90年以降の複雑な空力パーツを装備したマシンの製作されている方達って凄いですね、改めて実感しています。

で、神経使った磨ぎ出しですが、今回は失敗多数出してしまい・・・

角出し、(写真だとわかんないですね)


デカール剥がれ、


クラック、

このクラック、塗膜のクラックではなくて、プラパーツそのものが割れてしまっています。

もうね、これらの事でいちいち凹んでいたらキリがないので、
「トラブルに対し如何に最善の対処を施すか、に漢の価値がある!」
のココロで行きますヨ。
あ、それ以前にトラブルそのものを出さない技術を身につければ済む話しなんではありますが、まあそれは非現実的なのでね、現実的な所で方針を示しましょう、ハイ。

何ヶ所かでの角出しは筆塗りでタッチアップ。


デカールの剥がれ箇所は、余ったデカールを適当に切り出してパッチワーク。


割れたカウルは・・・・

諦めました、こいつは対処不能。


いいのサ、全体のフォルムがかっこ良ければ、細かい事など気にしない〜♪で突き進むでありますよ。
で、テンション上げの為にお約束のカウル仮組。



うひひひひひひ・・・・
いやあ、笑いが止まんないっス。