「ふん!ブログ書き上げなんて面倒くさくてやってられるかよっ!!完成報告なら他のSNSでもう済ませてるワッ!!」
と、酒の勢いもあり吐き捨てるように言い返した所、BMの弘法ことT大師が、いきなり有無も言わさず俺の顔面を強烈に殴りつけた。
椅子もろとも吹っ飛ぶ俺、鼻からタレ落ちる血の理由は決して中華料理のニンニクと赤唐辛子の食べ過ぎのせいではない事は明らかだ。左手の甲で血を拭いながら俺は、
「な、何をするんだっ!!!」
するとT大師は俺の目の前にすっくと立ち、俺を目を鬼の形相で睨みながら、こう言った。
「馬鹿野郎!!俺たちはブログモデラーズじゃないかっ!!ブログモデラーがブログで完成品を報告しないでどうするんだ!!」
俺は稲妻が走るような衝撃を受けた。そうだ、俺はブログモデラーなんだ、俺は俺の仲間達と共にブログの場で模型に掛ける熱い情熱をぶつけ合う事で切磋琢磨してきたんじゃないか!それを・・・俺は・・・俺は・・・・・
「お・・・・俺が間違っていた・・・すまない・・・・・・」
俺の顔から滴り落ちるのは鼻血ではない、己の愚かさを嘲笑う赤い涙だ。そんな俺の姿を見てD師匠が語りかける。
「大丈夫だ、お前のブログのトップページにはまだ広告が出ていないじゃないか。十分間に合うよ。さあ、顔を上げてブログを書くんだ。」
そう言ってD師匠は俺を傍に膝を降ろし、俺の肩に手を置く。
すると、T大師も俺の肩に手を置いた。H兄も、C教授もS車掌も皆俺を囲んでいる。
俺は涙でこぼれる顔を上げ、皆に言った。
「俺には仲間がいるんだ・・・ ああ、涙よ・・・さっきまでの愚かな俺を洗い流してくれ・・・!この涙で洗われて俺は新しく生まれ変わるんだ・・・・!!」
俺達は皆泣いていた。ふと、涙を流したまま俺達は振り返った。
そこには〆の刀削麺を運んで来たマスターも涙を流したまま立っていたのだった。






次はタミヤのR33GTR 1995ル・マン No.22 !
トリコロールが続くぜい。
#ムスタングコンセプトとか、ミニとか、JMC対応ハセガワキットとか、はその次だな