
21世紀のタミヤキットを作るのは、R-35 GT-Rに続き2度目であります。
まずは仮組してみましたが、やはりタミヤ。シンプルなパーツ構成ながら実にシャープな造形となっており、誰でもカッコイイ370Zが作れそうな好キットです。

ただ、こうしてS30のキットと並べてみると、370Zが妙に無機質な感じがします。
これはキットが、というより、実車のエクステリアデザインそのものに対して抱く感覚だと思います。
S30の時代ではあり得ない(作り得ない)曲面の間を割って入るような鋭角なラインや造形がそう感じさせるのでしょうかね。
さてこのキット、前後のクリアパーツのフィットがガンプラ並みにパチピタ、との評判を方々で聞いておりますので、自分もこの時点でしっかり確認しておきます。
外側からはめ込むのですが、確かにパチピタだわ・・・正にスナップキット。
これは塗装後に同じ様にはめ込んだら間違い無くクリア層ごと塗膜にクラックが入りますね。
クリアランスを上手く取らないと、ラスト2周で自爆リタイアなんっつー事になってしまいます、よーく気をつけないと・・・・
キットはボディとフロントフェンダー、サイドシルが別パーツとなっていますが、仮組の際にしっかりと取り付け位置を決めておいて、そのまま接着固定します。
接着材をしっかり乾燥させた後は、各モールドをを0.2mmタガネで深く深くスジ彫りし直し。
それ以外では、Aピラー根元の妙に不自然なモールドを埋めて彫り直し。
パーティングラインを目立たない様に上手に誤魔化しているキットですが、リアハッチのエンドに流れるラインは実車には無いようなので、800番ペーパーで消しておきます。
ボディ表面全体を800番ペーパーで軽く荒らした後、一次の捨てサフ吹き。
サフが乾燥後に全体をペーパーでサンディングする予定。
さて、今日は父の日だという事で、次男坊よりプレゼント。
うーむ、370Zを製作中と判って、それを描いたか。
我が息子ながらなかなか天晴れである。
しかもこちらの370Zは無機質感を全く感じない。
まあ、そういう事なんだな、っつー事で、また次回。