2009年11月5日木曜日

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette No.8 Finish!

先日の文化の日の休日、冷房器具と暖房器具の入れ替えの合間をぬって一気に磨ぎ出し完了させました。

オーバーコートクリア後の磨ぎ出しはタミヤコンパウンド3種とハセのセラミックコンパウンドとコーティングポリマーで仕上げる、というのが自分のメニューです。
オーバーコートクリア、といっても乾燥後の塗膜表面にうねりは少々残っており、それを完全に平滑にするにはタミヤ赤コンからのスタートではちょっと無理なのですが、そこは深追いせず平滑性にはある程度の所で見切りを付けて先に進めています。
それは現在の自分の技量から塗膜表面の平滑性を無理に追い求めて角出しと深い磨き傷を付けるリスクを負うよりも、磨き傷を極力出さないやり方、最終クリア後にペーパーをあてない方法、で仕上げる事で、まだ誰の手にも渡っていない未使用新品のような表面の上品さを出す事の方に重きを置いて工作をしているからです。
技量と手順をしっかり押さえておけば、ペーパーあてた以降でも磨き傷を綺麗に打ち消す事もできるのかもしれませんし、コンパウンドを変える事で平滑性と傷のない表面の両立を図る事もできるかもしれませんが、今の艶出し加減で十分満足できていますし、磨きに関しては今はこのやり方から変えないつもりです。

などと柄にも無い模型ブログっぽい事を書いたら思わず偏頭痛がしてきたので、以降はいつもの調子で進めさせてもらいます。

リアのコンビランプ、内側の円形メッキモールドはニクロム線を丸めてエナメルクリアで接着する事で再現。

これは効いている、と自画自賛。

前後のサイドマーカーはモデルカーガレージのエッチングパーツをExシルバーで吹いて、ランプ枠内をエナメルのクリアレッドで表現。

これも効いている、ともう一度自画自賛。

この後インストに従ってボディにフロントタイヤハウス→インテリアバスタブ→ファイアーウォールの順で接着して行くのだが、これだとファイアーウォールがどうやっても所定の位置にセットできない。
結局、接着したバスタブを外してファイアーウォール→バスタブの順で組立ました。
おーい、インスト間違ってない?

で、いよいよシャシとボディを合体。

しかし、ここでも落とし穴。
ボディ側のタイヤハウス内壁によって、地面側の開口部が狭くなっているボディに対して、シャシのエンジン関連パーツ、特にラジエータの幅が広くてどうやってもはめ込む事ができましぇん。
結局、シャシからエンジンブロックを除いたエンジン周りのパーツは全て取り外した上でボディとシャシを合体。
取り外したパーツは改めて、ボンネット口からとシャシ下よりまるで実車のメカニックかボトルシップのような気分で再取り付け。
いや、ボトルシップなんて作った事ないですけどね。(そういやB!Mでも見かけないなあ?)

で、これまた取り付け位置がよくわからんエキマニ。

マフラーボディサイドシル外の横出しとなっているこの車、その関係でボディをはめた後でないとしっかりとした位置が決められないので、この段階になっての取り付けとなりましたが、奥まったボディブロックへの取り付け面がわからず苦戦。
結局パーツの面同士を隙間無くしっかり取り付けする事はできず、エポキシを多めに盛ってそれで隙間を埋める方法の力技で接着。

ボンネットフード裏のエアクリーナーカバーのようなパーツ。

色気出して行ったデスビのパイピングと干渉してしまいボンネットがはまり切らなくなりましたので、ここは潔くオミットさせて頂く事としました。
うむ、お約束の展開だ。


さて、まあそんなこんなでC3レーシング、
完成であります

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

Owens Corning Fiberglass '68 Corvette

いやあ、いつもながらFlickrのフィルター効果は素晴らしいなあ!!(爆
まあでもこいつは我ながら会心の出来、と思っていますよ。
確かに自作デカールだとか、実はあちこちはみ出し滲みが出ていた赤パターンとか、その他もろもろ細かい所がやっぱり荒いとか、ありますが自分の今のベストを出せたかなあ、と。

っつー事でJMCの会場にはこれまたお気に入りの三浦さん共々伺わせてもらいますので、どうぞ皆様よろしゅーお願いであります!!

さて、これより改めて祝杯上げるとすんべー。じゃ。

8 件のコメント:

ヒロシ さんのコメント...

うおおおぉぉ~カッコイイ!
完成おめでとうございます。
こりゃ素晴らしい出来栄え!
やはり手をかけたことだけのことはありますね。
赤い部分のマスキングは手間だったでしょうが充分その効果が発揮されてますね。
JMCではよろしくお願いしますね。

ミゾロギ さんのコメント...

完成おめでとうございます。やはりコルベットはアメリカのプラモデルに限りますね。
とてもかっこいい。小技がきちんと効いています。
わたしもAMTのでかいマスタングにかかり始めました。
とてもおおざっぱなのに、作っていて楽しいモデルです。

oshanpin さんのコメント...

快心の作、おめでとうございます!
臓物のヘッドカバーのピカピカ感が雰囲気です。
色々と策を巡らした甲斐もあったと言うとろですね。
ドカンドカンと、こう言うクルマはもう出てこないんでしょうね。
インターセプターとか、作りたくさせる様な作品です。
お疲れ様でした。

藤谷吉宏 さんのコメント...

ヒロシ兄ィ、こんばんは!

初めてのアメプラ、作る前は結構ビビっていたのですが、作り始めるとあら不思議、それほどムチャクチャなものでもなく、逆に適度に頭使いながら進める工作は実に楽しい時を与えてくれました。
皆さん言われている通り、特段明確な接着しろが無いのにも関らず不思議とフィットするボディとシャシの合体は、実際自分でやってみて軽く感動を覚えましたw
これはクセになりそうだなあ、アメプラ。
続けて行ってみようかなあ・・・・うーむ。

藤谷吉宏 さんのコメント...

ミゾロギさん、こんばんは!

本作はミゾロギさんからコメントを頂いた事で俄然奮起した作品であります。
特にデカールを諦めてマスキングを決心した件なんぞは、ここで一発気合いを見せたいっ、との思いがびんびんに働いてしまいましたw
でも御陰で結果、自分としても満足行くものが出来ました。
改めて感謝であります。
これからもよろしくお願いしますね。

藤谷吉宏 さんのコメント...

oshanpinさん、こんばんは!

少しばかりお行儀悪くても、周り汚しても、だらしなくても、強くて早けりゃイイのさ、という時代のものですよね。
今は受け入れられない価値観でしょうけど、我々としては手のひらサイズでそれを今に続けましょうか。
と、らしくない事を言ってみるw
続けてBT46もビシッと仕上げますんで宜しくです!

yaszo さんのコメント...

完成おめでとうございます&お疲れ様でした!
いやはやカッコいいです!!
ご苦労の甲斐がありましたねぇ(^^)

前回コメントし忘れたんだけど、
メーターのレンズ表現はエクセルエポっていうエポキシ接着剤が透明度高いし盛れるんでお勧めですよw

で、
今回のJMCは諸般の事情によりドタキャンとなってしまいました(泣)
コルヴェット兄弟揃い踏みしたかったんですが… 残念です…

藤谷吉宏 さんのコメント...

yaszoさん、おはようございます!

JMC、残念。
兄弟そろい踏みは来年の静岡の楽しみとしましょう。
まあすれ違いが愛を深める、というし、静岡では感動的な出会いの場が待っているに違いないw
あ、兄弟か・・・、近親Soカンはちとヤバイ(爆

エクセルエポ、了解です。
早速探してみます!